2013年10月3日木曜日

社員心得読本 第21回 衆知を集められても

社員心得読本 第21回 衆知を集められても:
社員心得読本 第21回 衆知を集められても
不振企業の再建話をよく聴きます。異口同音に、「再建の答えは、全部社員が持っていた」と述べています。失敗の要因はすべて内部にありと言われます。ということは成功の要因も内部にありです。経営問題は現場に発生し、解決の答えも現場にあるのです。問題の所在が分かっているのは、現場にいる社員なのです。
松下幸之助は、「衆知を集める経営」「全員経営」の大切さを説き、人の話に熱心に耳を傾けました。しかし、実際の職場では、なかなか意見を聴いてくれないというのが実態です。いきおい、「うちの会社は言いたいことが言えない」「意見を言う機会がない」「コミュニケ-ションが悪い」「風通しが悪い」「あの上司は口ばかりで、耳がない」というような声が蔓延していきます。このような職場は、何らかの根本的な対応が必要です。
しかし、一人の社員として「愚痴」「文句」ばかりを言っても何のプラスにもなりません。もし、経営が悪化し再建策が必要である、「何が真の問題か」「どうすればいいのかという意見を求められた、と仮定したらどうでしょうか。社員として、「適切な答え」を持っているかどうかであります。
いついかなる時に、「衆知を集められるか分かりません」「全員経営の姿が求められるか知れません」、その時に、付け刃的に、一夜漬けの答えを出していいものでしょうか。
一人一人が、適切な意見を持ち、表明してこそ、「衆知を集める経営」「全員経営」が初めて可能になるのです。いつ、「衆知」を集められてもいいように、日常から、その準備努力が大切なのです
衆知を集める、全員経営とは、経営悪化の時に必要なのではありません。むしろ、悪化しないように、予防的にみんなの意見を集め、全員一致して経営をすべきです。
要は、毎日なのです。一人一人が経営に関心を持ち、担当の仕事の問題解決に心を砕く、そのために「何をなすべきか」を真剣に考える、「知恵を磨く」ことが大切なのです。つまり、「個知」を磨く、そのためには、絶えず、勉強しなければなりません。そして、そのためには、旺盛な問題意識を持たなければなりません。
「問題の発見」には、「何を為すべきかと」いう明確な目的や目標等が必要です。漠然としたところから、問題発見ができるのではありません。強烈な目的・目標意識、集中力、熱意等、そういう「志」があってこそ、初めて、問題意識が湧き上がり、問題発見ができるのです。そして、「その正しい答えは何か」ということを、自分で導き出す訓練・練習をすることです。そうすることによって「個知」が磨かれていくのです。
いつ、衆知を集められてもいいように、日ごろから怠りなく準備をしたいものです。
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