2013年8月27日火曜日

本場に負けないマンゴー 趣味でハウス栽培…奈良 : ニュース : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

本場に負けないマンゴー 趣味でハウス栽培…奈良 : ニュース : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞):

本場に負けないマンゴー 趣味でハウス栽培…奈良

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「生産技術伝えたい」百貨店から引き合いも

工夫を重ね、奈良県内でのマンゴー栽培に成功した東田さん(田原本町で)
 南国の高級フルーツ・アップルマンゴーを、奈良県田原本町で不動産会社を営む東田至弘(よしひろ)さん(70)が、趣味でハウス栽培している。
 約10年前から試行錯誤してきた結果、「国内の本場・九州並みの味」と高い評価を受けるまでになった。今年も収穫がピークを迎え、赤紫の実が、たわわに実った。東田さんは「奈良で栽培したい人に、技術を引き継ぎたい」と話している。
 東田さんが栽培を始めたきっかけは2002年5月、宮崎県出身の友人に勧められて初めて食べた同県産のアップルマンゴー。「口の中に感じたことのない甘みと風味が広がった。『こんなにおいしい果物があるなんて』と、びっくりした」と振り返る。
 仕事の息抜きに、手作りのビニールハウスでバナナやパイナップルといった南国の果物の栽培を楽しんでいたことから、栽培への関心が募り、同県高鍋町の農園を訪れ、教えを乞うた。生産者らが東田さんの熱意に触れ、栽培法を助言してくれた。同年11月、1本7000円の苗木を20本購入し、マイカーで自宅へ持ち帰った。
 友人の手伝いで、約150平方メートルのビニールハウスを増築。高さ約30センチの苗木は2年で約1メートルに育ち、果実を初めて収穫。ただ、実は小さく、甘みもなかった。
 理由は、すぐにわかった。根に栄養がいき過ぎて、必要以上に大きくなっていた。このため根が広がるのを抑える「防根シート」を敷き、枝切りもこまめにした結果、3年目に約50個を収穫。初めて食べたものより甘くて感動したほどの出来だったという。
 その後も害虫や、葉や茎に白いカビが生えるうどんこ病などに苦しめられたが、風通しや温度管理などの工夫を重ね、現在では、大きさ15~20センチ、重さ400~1000グラムの実が約100個実るようになった。友人らに無料で配っているが、最近は評判を聞いた百貨店から引き合いがあるという。
 農林水産省によると、2010年の国内のマンゴーの収穫量は3412トンで、沖縄県(1711トン)、宮崎県(1096トン)、鹿児島県(435トン)の順に多い。近畿では和歌山県の9トン以外、データがない。
 マンゴーを研究する近畿大付属農場(和歌山県)の志水恒介助教は「ハウスやボイラーなど初期投資はかかるが、品種や出荷時期を選べば、近畿でも九州と競争できる可能性がある」と指摘する。
 東田さんは「苦労や努力した分だけ結果が出る果物なので、やりがいがある。関心がある人に、ぜひ栽培のノウハウを伝えたい」と話している。
 問い合わせは不動産会社「東田」(0744・33・3140)。(守川雄一郎)
(2013年4月8日  読売新聞)
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