2013年8月5日月曜日

VMware ESXi5.1検証 第8回 CentOSのP2V | g/re/p

VMware ESXi5.1検証 第8回 CentOSのP2V | g/re/p:
VMware ESXi5.1検証 第8回 CentOSのP2V
前回、PSODの嵐を乗り越えようやくWindows7のP2V仮想マシンを安定させることができました。今回は余計なことはせずCentOS5.9サーバを直接ESXiサーバにオンラインP2Vするまでをレポートします。実はこのCentOS、本サイトのバックアップイメージから復元した試験用サーバだったりします。

1.VMware vCenter Conveterでマシン変換設定

VMware vCenter Conveterの「マシンの選択」
まずは以前インストールしたVMware vCenter Conveterを起動し「マシンの選択」をクリック。

ソースシステム
ソースタイプ「パワーオンのマシン」マシン指定「リモートマシン」を選び、P2V対象サーバの「IPアドレス・ユーザ名 / パスワード」とOSファミリLinuxを入力します。
「ソースの詳細を表示」をクリックし通信確認をしようとしたところ・・・

ソースマシンにSSHを実行できません。
上記の通りSSH接続に失敗すると怒られてしまいました。いつもSSH接続しているはずなのに???
このサーバは外部公開Webサーバなのでセキュリティを高めるためSSHのポート変更を行い鍵認証設定を行っています。おそらくVMware vCenter Conveterは一般的なSSH接続を行っているため接続に失敗していると思われます。ということで一時的にSSHの設定を元に戻します。

2.CentOSサーバのSSHポートを確認

SSHの設定変更のために「/etc/ssh/sshd_config」をviなどで編集します。
1.ポート変更
vi /etc/ssh/sshd_config
 Port *****
  ↓
 #Port ***** (コメントアウト)
 Port 22
2.鍵認証を解除
 PubkeyAuthentication yes
  ↓
 #PubkeyAuthentication yes (コメントアウト)
 PubkeyAuthentication no
3.sshd再起動
service sshd stop
service sshd start
余談になりますが、「service デーモン restart」ではコンフィグ設定を間違った場合でも正常にデーモンが立ち上がっていないのにstart <OK>と表示されたことあるため、筆者は「stop → start」を用いるようにしています。

3.CentOSにSSH接続確認

サーバのSSHの準備が整ったところで「ソースの詳細を表示」を再度クリックします。

Converter セキュリティ警告
「Converter セキュリティ警告」が表示されるのでSSH接続できているようですね。次に進めるため「はい」をクリック。

接続したサーバのマシン詳細
接続したサーバの「マシン詳細」が表示されるので「閉じる」をクリックしてウィンドウを閉じ、次に進みます。

4.ESXiサーバに接続

ターゲットシステム
「ターゲットシステム」では、接続するESXiサーバのIPアドレスと管理者権限のあるユーザ情報を入力して「次へ」。

Converter セキュリティ警告
また「セキュリティ警告」が表示されています。内容からESXiサーバにSSL接続しているようです。ローカル環境での稼動しか想定していないため正式なSSL証明書は取得していませんから怒られて当然です。ここは「無視」をクリックし次へ。

ターゲット仮想マシン
「ターゲット仮想マシン」でESXi内部で管理するための仮想マシン名を登録します。
上記画像のようにインベントリに既存の仮想マシン名一覧が表示されるのでそれらと重複しないマシン名を設定します。
ターゲットの場所
次の「ターゲットの場所」では、仮想マシン設置場所の設定と仮想マシンのバージョンを選択できます。
検証環境ではインベントリとデータストアは1つしかありませんのでデフォルトのまま、仮想マシンバージョンはESXi5.X用のバージョン8を選択します。

5.仮想マシンの詳細設定

仮想マシンのオプション
オプションで仮想マシンの詳細設定を行えます。
「コピーするデータ」の項目に「×」がついていますね。「編集」をクリックして詳細を確認します。

エラー:すべてのフラットソースディスクのサイズが「datastore1」の容量を超えます。
データストアの空き容量より仮想マシンのディスク容量が大きいのでエラーになっているようです。P2V時にパーティションサイズを小さくすることができますので、これで乗り切ります。

ターゲットレイアウト
その前に・・・大事な設定変更を紹介します。
LVMパーティションを利用しているCentOSは、そのままP2Vすると起動時に仮想マシンがカーネルパニックを起こしてしまいます。
カーネルパニックを回避するには「ターゲットレイアウト」タブを選択し、「VirtualDisk2」の「LVM」を「基本」に変更します。
* Mounting /dev/VolGroup00/LogVol00 on /sysroot
mount: mounting /dev/VolGroup00/LogVol00 on /sysroot failed: No such file or directory
mount: mounting /dev on /sysroot/dev failed: No such file or directory
* Switching / to /sysroot
switch_root: bad newroot /sysroot
Kernel panic - not syncing: Attempted to kill init!
本検証一回目はこれに気づかずカーネルパニックが起こってしまい、結局P2Vしなおすことになりました。

ターゲットレイアウトのサイズ/容量
引き続きパーティションのサイズ変更を行います。

デバイス / メモリ
続いて割り当てCPU/メモリの設定。

ネットワーク
NICの設定。

詳細オプション / 変換後
P2V後のマシンの起動状態を設定。
「ターゲット仮想マシンの再構成」にチェックをいれます。

ヘルパーVMネットワーク構成 / ネットワーク
仮想マシンに予めIPアドレス設定を行うこともできます。

サマリ
「サマリ」には変換パラメータの最終確認画面が表示されます。
「終了」をクリックすることで確定され、P2Vが開始します。

6.P2V開始

VMware vCenter Conveterのタスク
P2V中の「VMware vCenter Conveter」のタスク表示です。

vSphere Clientのタスク
「vSphere Client」上でも「仮想マシンの作成」タスクが動作しているのがわかります。
なおこのP2VはいつものESXiサーバではなく、Core2世代のCeleron/メモリ4GB搭載のWindows7上で構築した「ESXiサーバ on VmwarePlayer」という無茶な構成で行っています。
この理由によりパフォーマンスが出ていない環境での参考記録になりますが、容量6GBのCentOSのP2Vにかかった時間は約40分でした。

7.仮想マシン起動 VMware Toolsインストール

P2V完了後、仮想マシンをパワーオンにするとあっさり起動し、Webサーバとしての挙動も問題ありませんでしたのでVMware Toolsをインストールします。

コンソールからVMware Toolsのインストール/アップグレードを選択
仮想マシンのコンソールを開き「仮想マシン」→「ゲスト」→「VMware Toolsのインストール/アップグレード」をクリックします。
これで仮想マシンにVMware Toolsのインストールメディアがセットされました。

2.メディアをマウント
# /mount /dev/dvd /mnt/cdrom
ブロックデバイス /dev/dvd は書き込み禁止です、読込み専用でマウントします
3.インストールファイルを/tmpディレクトリにコピー
# cd /mnt/cdrom/
# ls
VMwareTools-9.0.0-782409.tar.gz  manifest.txt
# cp VMwareTools-9.0.0-782409.tar.gz /tmp/VMwareTools-9.0.0-782409.tar.gz
# cd /tmp
# ls
VMwareTools.tar.gz
4.インストールメディアのマウント解除
# umount /mnt/cdrom
5.インストールファイルを解凍し実行
# tar zxf VMwareTools.tar.gz
# cd vmware-tools-distrib
# ls
FILES  INSTALL  bin  doc  etc  installer  lib  vmware-install.pl
# perl vmware-install.pl
6.インストールオプションの選択
処理が進むとインストールオプションを[no]か[yes]でキーボード入力する必要があります。推奨設定が[no/yes]で表示されているので基本的にはデフォルトのままで問題ありません。下記の通り「Enjoy,」と表示されればインストール完了です。
Enjoy,

--the VMware team
7.インストール確認と仮想マシン再起動
# /usr/bin/vmware-toollbox-cmd -v
9.0.0.15210 (build-782409)
# chkconfig --list | grep ip6vmware
vmware-tools    0:off 1:off 2:on 3:on 4:off 5:on 6:off
# service vware-tools status
vmtoolsd is running
# shutdown -r now
これでVMware Toolsが有効になります。GUI表示を行っていないサーバなのでマウスカーソルの処理改善効果は利用できませんが、コンソールのメニューから「サーバの正常なシャットダウン」などが利用可能になります。

Windows7で苦労したこともあり、こんなに簡単にCentOSのP2Vが成功するとは思っていませんでした。P2V検証はひとまず終了し、次回のレポートはESXiへのパッチ適用を取り上げる予定です。
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