2013年8月21日水曜日

茄子(ナス)の育て方

茄子(ナス)の育て方:

茄子(ナス)を育てる時に気を付けるポイント!

  • 茄子の適温は夜で15~18℃、昼温が28~30℃だとよく育つ。10℃以下では生育は悪くなります。
  • 光量の不足は発色不良となるので、込み合った葉を取り除いて日当たりを良くしましょう。
  • 茄子は高温を好むので、早植えは禁物です。乾燥に弱いので水切れには注意が必要です。
  • 収穫が始まって肥料が足りないと極端に実付きが悪くなるのでタイミング良く追肥を行いましょう。
  • 連作障害があります。5~6年は同じ場所に作付け出来ませんが、接ぎ木苗で連作が可能です。



茄子(ナス)の苗の選び方

茄子の苗選び茄子は育苗が難しく連作にとても弱いので初心者は接ぎ木苗を購入して育てる事をお勧めします。苗は徒長していない出来るだけ節の太いしっかりしたものを選ぶのがポイントです。

種から植える場合は定植しやすいようにポット蒔きします。ナスは苗にするまでに80日程かかります。直接畑にまく場合は根が地中深くまで張るので、深く耕して元肥をしっかり施しておく事がポイントです。土作りは植え付けの7~10日前に済ませておきます。



茄子(ナス)の苗の植え付け方法

茄子を植える約2週間前には土づくりを行いましょう。茄子は土への適応性がありますが乾燥に弱いので保湿性のある土を用意しましょう。

栽培土は赤玉土6+腐葉土3+バーミキュライト1、それに炭酸苦土石灰(粒)を用土10ℓに対して10g+化学肥料用土10ℓに対して10~30gを混ぜ合わせたものを使います。植え付けの1週間~10日前に元肥を混ぜておきましょう。

苗と苗の株間は約60cm程度確保するのがポイントです。コンテナで栽培する時は深めの10号鉢に1株ずつ植え付けます。



定植は子葉が埋まらない程度に周りの土を寄せて植え付け最後に株元を軽く押さえ水をたっぷりと与えるようにしましょう。

苗を定植時する時に注意することは、定植が終わった後に苗がぐらつかないように仮の支柱を立てておくことです。茎と支柱をひもなどで軽く結んで風で倒れないように対策するとよいです。

定植の1~2時間前にポットに十分かん水をして鉢土が壊れないようにしておくのもポイントです。また低温時の定植を避けて十分に気温が上がってから植えるのも上手に定植させるポイントになります。



茄子は暑さには強いのですが乾燥には非常に弱いので、夏場(7月中旬頃)からは乾燥を防ぐためにわらを5~8cm程度敷いておくと乾燥を防ぐ事が出来ます。

水やりは土の表面が乾燥してきたら十分に与えるようにしましょう。夏期は早朝の地温が低い時間帯にかん水するのがポイントです。

茄子は水やりが多い為、用土の嵩が減り根が表面に見えてしまう事が多いので、新しい土を根に被せるようにしましょう。




茄子の整枝・誘引は1番花の開花頃に行います。
主枝と1番花の下から発生する腋芽1本とそれぞれから発生する勢いのよい腋芽を1本ずつ選び3~4本仕立てとします。

選んだ腋芽より下側の側枝は早めに取り除いて、3~4本の主枝から発生する側枝は第1花の上1葉を残してすべて摘心し、同時に第2・第3葉の腋芽も除去しましょう。4本の主枝は150~200cmに伸びたら摘心しましょう(8月上旬頃)

嫡花は成長の様子を見て判断します。生育が強い場合には摘花せずに残しておいても問題ありませんが生育が弱い場合には1番花は摘花して負担を軽くしてやります。



果実を収穫する時には基部2節まで切り戻してやります。この時点で第1葉に残しておいた腋芽が伸びて花が咲いている場合は、花の上1葉を残して摘心し、第2・第3葉の腋芽は摘み取っておきます。
第2腋芽の方が大きな芽がつくので、草勢の劣るときは第1腋芽の代わりに第2腋芽を残しても構いません。ただし、側枝が長くなる場合は通風が悪くなるので注意が必要です。




茄子(ナス)の追肥と土寄せのタイミング

茄子の追肥のタイミングですが、苗を植えてから1ヶ月間は追肥の必要はありません。

1番花の果実が膨らみ始める定植後1カ月ほど経った頃に株の周りに追肥を行っていきます。茄子は肥料食いと言われる野菜で肥料切れを良く起こしますので、果実がなり始めたら株を疲れさせない為にも定期的な追肥が必要です。

 


茄子(ナス)の収穫時期

茄子は開花してから20日~25日経った頃には収穫が出来るようになります。収穫は気温の低い早朝に行い、果実に傷をつけないようにハサミで丁寧に収穫しましょう。

大きく育てようと放っておくと株が疲れて収穫量が減ってしまいますので未成熟果を早めに収穫するように気を付けましょう。

特に最初に出来る1番果は株を成長させる為に小さなうちに収穫してしまうのがポイントです。長卵形の品種は10cm~13cmに成長した頃が収穫のベストタイミングです。



茄子は更新剪定を行う事で長く収穫を楽しむ事が出来ます。7月に収穫のピークを迎えますが、株の状態が良ければ葉を1~2枚残して生育の良い芽の上で切り戻します。

更新剪定のコツは、株の周囲に移植ゴテ(スコップ)を入れ古い根を切り落としておく事です。そうしておくと新しい根が出てきて株が再度大きく成長してくれます。

剪定から1カ月程すると、再び1番花が咲き10月初旬頃まで茄子の収穫を楽しむ事が出来ます。




茄子(ナス)を栽培する時のコツと病気対策

茄子は深く根を張る性質のため深底の鉢で栽培するのがコツです。乾燥には非常に弱い性質がありますので夏前には敷きわらを敷くようにしましょう。あと収穫が始まってから肥料切れを起こしてしまうと実付きがかなり悪くなってしまいますので追肥は忘れずに行うのが収穫量を増やすコツです。

茄子は梅雨の時期に曇や雨の日が続くと灰色かび病や褐色腐敗病、すすかび病が発生することがあります。通風、採光をよくするとともに早期防除に努めるようにしましょう。あと連作障害で青枯れ病が収穫直前に発生します。症状としては株や全体が急激に萎れ始めます。連作をする時は必ず接ぎ木苗を植えるようにするのが病気の発生を抑えるコツとなります。

茄子を栽培する時に発生しやすい害虫は、テントウムシダマシヨトウガ、ハスモンヨトウです。
害虫被害が激しく手に負えなくなった時は、主枝株元の1芽まで切り戻し、新しく主枝を立て直せば秋には再度収穫を楽しめますが、切り戻しは8月上旬までに行わないと気温が低下し収穫が出来なくなるので注意が必要です。
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