2013年5月10日金曜日

【10年後に食える仕事、食えない仕事】今の仕事は10年後にあるか : 20代のキャリア設計について考えるブログ

【10年後に食える仕事、食えない仕事】今の仕事は10年後にあるか : 20代のキャリア設計について考えるブログ:

【10年後に食える仕事、食えない仕事】今の仕事は10年後にあるか

Google reader
10年後に食える仕事、食えない仕事10年後に食える仕事、食えない仕事
(2012/02/03)
渡邉 正裕

商品詳細を見る


グローバル化の波の中で、今後10年

競争の激化する仕事、なくなっていく仕事はどんなものか、

逆に、残っていく仕事はどんな仕事なのか分析しています。


グローバル時代の4つの職業分類


本書で印象的だったのは、グルーバル化が進んでも、

「日本人であること」がメリットになって残る仕事があるということでした。

例えば、

住宅のような一生に一度の大きな買い物をする際には、

外国人には任せられない、というのが同質性の高い日本の心情だと考えると、

ハウスメーカーの営業マンが外国人に置き換わるとは考えにくい。

これは保険の営業職でも当てはまります。

このようにグローバル化によって、新興国の労働力に吸収されていく「重力の世界」、

日本人であることがメリットとなり、今後も残る「ジャパンプレミアム」

等、職業を4つに分類し、以下のようにまとめています。

①重力の世界

 職種例 : プログラマー/コールセンタースタッフ/介護福祉士
 ・グローバルの最低給与水準に近づいていく
 ・平均賃金が日本の20分の1のインド人、中国人との勝負
 ・低付加価値なブルーカラー職種が多い

②無国籍ジャングル

 職種例 : ファンドマネージャー/CEO/デザイナー
 ・世界70億との仁義なき戦い
 ・”超成果主義”の世界
 ・勝ち残れれば青天井
 ・才能も運も必要
 ・顧客との直接接点のない職種が多い
 

③ジャパンプレミアム

 職種例 : 公務員/美容師/住宅営業
 ・日本人ならではの高いサービスマインド、職人気質、チームワーカースピリットを活かす
 ・「同じ日本人」という信頼感を活用した対面のサービス
 ・営業マンや旅館の女将など

④グローカル

 職種例 : システムエンジニア/コンサルタント/記者/弁護士
 ・日本人の強みを生かしつつ、高付加価値スキルで勝負
 ・日本市場向けの高度専門職
 ・高度な日本語と日本での人的ネットワークを活かす
 ・「士」業など

※雇用の作られる流れ※

 ②無国籍ジャングル(発明)
      ↓
 ④グローカル(マーケティング/開発)
      ↓
 ③ジャパンプレミアム(生産)
      ↓
 ①重力の世界(汎用品量産)

このフレームに基づき、現在の日本人の職業を分類すると、以下のような就業状況に。


 ①重力の世界          72.5%
 ②無国籍ジャングル      3.0%
 ③ジャパンプレミアム     16.3%
 ④グローカル          5.5%


つまり7割もの日本人が危機感を持つ必要があるということであり、

「重力の世界」の仕事をしている人は、ここから抜け出すように勧めています。

腕に自信があるなら「無国籍ジャングル」に行けばいいが、一般人には難しい、

「ジャパンプレミアム」は会社の看板とセットではじめて成り立つため、

会社と一蓮托生の職業人生となり、主体性を発揮しにくいデメリットがある。

そのため筆者は「グローカル」の領域を勧めています。

グローバル


「食える仕事」をするためには


「重力の世界」から「グローカル」に移動するには、

どうすればいいのか、一つの業界で一例を挙げてみます。

【エンジニアの例】

①インフラ系技術者 → アプリ系技術者

 ・インフラ系技術者=重力の世界
  インフラは必要な技術が共通なので、日本人メリットがない。
  今後クラウド化でさらに日本人のメリットがなくなる。

 ・アプリ系技術者=グローカル
  ローカルなマーケットニーズに即してカスタマイズする作業が基本なので、
  日本人メリットが大きい。

 このように、インフラ系技術者は今後重力の世界に引きこまれていくので、
 アプリ系技術者に移籍するのが一つの方法。

②インフラ系技術者 → ”ブリッジができる”インフラ系技術者

 ・”ブリッジができる”インフラ系技術者
  インドや中国に「重力の世界」の仕事をアウトソースするにあたり、
  細かいところまでマニュアル化して、やり直しが発生しないよう、作業を正確に指示できる、
  ブリッジ(橋渡し)ができる人材。よって、英語は最低条件。

 もう一つの道は、今のスキルを生かしながら、
 海外とのブリッジとなる役割をこなせるようになるという方法があります。

本書は他にも様々な例を挙げ、多くの職種について分析しています。

この分類にもちろん例外はあると思いますが、

言わんとするところを抑えた上で、自分の仕事に当てはめて考えてみると、

今いる業界や職種の今後について予測ができると思います。


正しく学び続けること


このように、「無国籍ジャングル」まで目指さず、

「グローカル」エリアにとどまることを選択するにしろ、

柔軟に学び続ける姿勢が問われるといえます。

本書を通じて思ったことは、自分の現在地と今後シナリオを描いた上で、

「正しい学び」を続けていくことの重要性です。

「重力の世界」の仕事を、どんなに努力して続けても、

「自分の労働時間」を売るだけでは、「もっと安い労働時間」に変わられてしまう。

現在20代だとしたら、職業人生はあと40年以上あります。

40年先のシナリオを描くのは難しいですが、常に10年先を見据えた上で、

自分のスキルを磨きつづけていくことが必要なのだと思います。

自分が今できること、10年先を描いた時に、できるようにならなければいけないものは何か、

これらを考えた時に、元来持っている「日本人メリット」を一つの強みとして

捉えて考えることは、非常に現実的だと思います。

'via Blog this'

0 件のコメント:

コメントを投稿