2013年4月25日木曜日

羽生名人はなぜ強いか。羽生善治の分析。その4 - 将棋の茶店「芹沢鴨?」 - Yahoo!ブログ

羽生名人はなぜ強いか。羽生善治の分析。その4 - 将棋の茶店「芹沢鴨?」 - Yahoo!ブログ:


1.羽生名人の話を素直に聞こう。
(3)「将棋の強さに人間性は関係ない」

将棋は、華道、茶道、柔道、剣道などと同じく、昔から『将棋道』であると云われてきた。

礼に始まり、礼に終わる。
勝って驕らず、負けて腐らず。

日本の『道(どう)』と云われる基本である。

将棋が強くなる為には、単に将棋の勉強だけでなく。
文学や歴史、哲学なども学び、クラッシックを聴き、教養を高める必要がある。
ときには、『飲む、打つ、買う』もやるべきだろう。
そうやって人間性を磨くことが、将棋を強くする。
最後の勝負の分れ目は、その人間性によって決まる。
従って、人間性を磨いた者しか名人にはなれない。
米長永世棋聖や故真部一男九段などがこれを言い伝えて来た。

米長永世棋聖は、正しくこれを地で行った棋士である。
その教養の深さや交際範囲の広さなどは、相当なもので、現在、将棋連盟会長となったことは
必然とは云え、天恵だろう。

ところが、羽生名人はタイトルを次々と奪取した若い頃から、
「将棋が強くなる為に、人間性は関係ないと思います。
 純粋に将棋の勉強だけをすることが、強くなる方法だと、私は思っています。」
と、語っている。

これは羽生名人が積極的に自ら語ったのではなく、マスコミのインタビューに素直に答えただけのこと
なのだが、真っ向から反対意見を唱えた形になってしまった。

これに敏感に反応したのが谷川九段。
まあ、マスコミも二人の天才の対立、遺恨のライバル関係という図式を画きたかったから、
煽ったと十分想像される。

そのこともあって、羽生名人は、その後、

「人間性を高めることが、お酒を飲んだり、遊んだりすることも、その一つだと考えると
 それに甘えたり、逃げたりすることになりかねないので、私は、敢えて、敢えて強くなる為には
 純粋に将棋の勉強だけ、と考えています」
と、言い添えている。(注1.)

恐らく、故大山十五世名人も、羽生名人と同意見だろう。

しかし、あれから十数年、今日の羽生名人の人間性は、将棋界に留まらず、各界からも絶賛されているのは
周知のことである。

NHKの『プロフェッショナル』は、各界の第一人者が出演して、我々素人にも勉強になる体験や
それに基づく考え方を話す番組なのだが、その番組で最も視聴者から支持を得た言葉に羽生名人の

「 才能とは、継続すること 」

というのが選ばれた。

昨年、羽生名人は、次の世代である渡辺竜王と竜王戦で戦い敗れた。
若い世代に敗れることは、相当に辛いハズである。
それは谷川名人の例を引かなくても良く解ることだ。
しかし、羽生名人は、恨み言一つ漏らさなかった。

礼に始まり、礼に終わる。
勝って驕らず、負けて腐らず。

日本の『道(どう)』と云われる基本そのままである。

と、なると、やはり将棋の強さには、人間性が大いに関係するのかしら?(笑)


'via Blog this'

0 件のコメント:

コメントを投稿