2013年4月17日水曜日

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炭酸ガス需給、重大局面へ/原料ガス不足が加速
13/02/06
 炭酸ガスの需給バランスが重大局面に差しかかりつつある。原料ガスを供給するアンモニア工場や石油精製プラントの稼働停止、操業不安定化が増大しているためで、需要期の夏季は韓国からのドライアイス輸入を加えても、綱渡りの状況が続いている。
 一部で増産を模索する動きもあるが、立地的に概ねバランスよく配分された炭酸ガス供給拠点を欠くことになれば、長距離配送の増加などによってコストアップを招くことが必至。新規手当てを実現しても、追い打ちをかけるように原料ガス供給源の失調が相次ぎ、市場では不安感が一気に広がっている。
 炭酸ガスの原料ガス供給源である石油精製プラントやアンモニア工場は、大半が高度成長期に建設された。このためプラントの老朽化が進み、主に春から夏にかけて実施される定期修理は年を追う毎に長期化しているのが実情。従って原料ガスを供給できない期間が年々伸びており、夏季の需要期には市場に著しい需給失調をもたらしている。
 加えて、アンモニアの国際競争力低下やガソリン需要の低迷などで、プラントを停止する事態も増えている。昨年2月にはアンモニアを生産していた旭化成ケミカルズ水島工場(倉敷市)が生産を停止。今夏には、四国唯一の炭酸ガス供給拠点だったコスモ石油坂出製油所(坂出市)が閉鎖され、四国の炭酸ガス「地産地消」は不可能になる。
 今年に入ってからも、三菱ガス化学新潟工場(新潟市北区)がアンモニア生産を停止すると一部で取り沙汰され、同社は「決定した事実はないものの様々な角度から検討中」であることは認めた。仮に新潟での炭酸ガス供給が途絶することになれば、本州日本海側の炭酸ガス供給拠点は日産化学工業富山工場(富山市)のみとなり、今後の需給に重大な影響を及ぼすことになる。
 既に四国は、年後半から近畿・中国から3本の本州四国連絡橋経由で、炭酸ガスを供給せざるを得ないことが決定済み。これに加え、太平洋側の拠点から日本海側に長距離配送を強いられる事態になれば、メーカー各社のコスト増大は必至だ。

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